Diary

本帰国後もうすぐ1年、税理士事務所を開業して思うこと。

 

本帰国してもうすぐ1年。2020年の振り返り。

こんにちは。久しぶりの更新となりました。

12月も中旬に差し掛かり、師走の忙しさが感じられる毎日です。

先日、令和3年度税制改正大綱が公表されました。コロナウイルス感染拡大の影響で収入が減少した個人や業績が悪化した企業の税負担を軽減すると同時にウィズコロナ・ポストコロナ時代の事業再構築を支援する取り組みが盛り込まれています。

NHK暮らしどう変わる?2021税制改正

日本のデジタル化の遅れが露呈し対策が急務となり、デジタル社会の実現を目指して、納税関係書類における押印義務や電子帳簿等保存制度の見直し等も明記されています。大義名分を手に入れたときの日本社会の変革スピードは侮れないものがあるのではないかと個人的には思っていて、結果的に、日本で会社設立をしたい非居住者や紙の帳簿書類の保存に頭を抱えるスモールビジネスの経営者にとって急速に良い方向に進むかもしれません。国税だけでなく地方税務手続のデジタル化も推進されるということで、ひとり税理士事務所にとっても好ましい流れになっています。

クラウド会計ソフトも今後さらに普及が進むことが予想されますが、多くの税理士が「会計freeeは会計知識ゼロで簡単に使いこなせる」という世間のイメージに戸惑いを覚えているように見受けられます。実際、当事務所でも、freeeを使ってみたものの、残高が全く合わないでどうすればよいものか、というお問合せを少なからずいただきます。実はfreeeを使いこなすにはコツがあって、導入時に専門家にコツを聞いておくか聞いておかないかでその後の運用に大きく影響が出ます。残高が合わずに何となく使い続けていると、不明残高が積み重なり整理が難しくなりますので、ご不安な方はどうかお早めに専門家にご相談することをオススメします。そして、これから起業してfreeeで記帳しようと思っている方はぜひ適当に使い始めることなく、使い方を調べたうえでご利用ください。上手に活用すれば、非常に素晴らしいサービスです。

さて、今年は個人的にとても多くの変化がありました。1月に、2年間弱帯同したインドネシアから本帰国しました。先日「世界ふれあい街歩き」でインドネシアのバリがとりあげられていて、懐かしく観ていたところです。駐妻生活、私の人生をユニークにしてくれるとても貴重な経験でした。

帰国後すぐ起業コンサルとして開業したものの、しばらくは、コロナの影響もあり健康第一に、日本の「新しい」生活に家族で慣れることを最優先に過ごしていました。幸い子供たちも大きなストレスを感じることもなく、日本の生活に慣れていきました。しかしながら、私がなぜか倒れて救急車で運ばれることもありました。ストレスを感じている自覚はなかったのですが、今思うと知らず知らずのうちに疲れがたまっていたのかもしれません。コロナのストレスもあり、税理士登録もなかなか進まなかったり。夫が急に家を買うと言い出して、賃貸派の私はえー!となったこともありました。

けれども、築浅中古物件の購入は今思うと良い買い物だったように感じられます。こうしてひとり税理士事務所を自宅でできますしね(借金はありますが笑)。税理士事務所開業は、お客様が来てくれるのか、不安半分期待半分ではじめました。今のところ、コンスタントに新規のお問合せをいただいており、ほっと安心しています。Expatfamily.netやかづさ税理士事務所のホームページ、freeeの税理士検索やSNS経由でのお問合せ、ココナラを経由してのお問合せなど色々なところをOPENにしていることでさまざまな繋がりが生まれました。そして、ご紹介くださる方も、本当にありがとうございます。まずは目の前のお客様に満足いただくことを最優先に、あらゆるライフステージの皆様の起業・副業を応援する税理士として来年もマイペースに頑張ります。

Expatfamily.netの読者の皆様、いつもありがとうございます。最近は更新が滞っていますが、これからも更新していきますので、ぜひ気が向いたらのぞいてみてください。DMもお気軽にどうぞ。