インタビュー&寄稿

海外フリーランス女性にインタビュー

 

今回は、夫が海外駐在員のフリーランス女性に対するインタビュー記事です。Y子さん、まずは簡単に自己紹介をお願いします!

 

東京都出身です。2019年4月からインドネシアに夫が海外赴任しています(~2021年3月予定)。私は仕事もあるので、ジャカルタと東京を行き来する2拠点生活を送っています。

 

ご主人の海外赴任後も日本で以前からのお仕事を続けられているんですね!具体的な勤務形態や仕事内容を差支えない範囲で教えていただけますか?

 

元々広告・PR 業界で10年近く働いてきましたが、父の病気や将来的な夫の海外駐在を見据え、2年前にフリーランスに転向しました。現在は東京とジャカルタを行き来しながら、PRプランナー、海外ニュースサイトの翻訳エディターとして働いています。フリーランスなので、取引先の企業(2~3社)とは業務委託契約を結んでいます。給与形態は、月額制、時給制、納品物ごとなどバラバラです。

ジャカルタでは基本リモートワークなので、LINE電話で打合せをしたり、企画書やリリース作成、記事を入稿したりといった仕事をしています。リモートワークで顔が見えないので、メールは即レス、期限内に成果物をしっかり出すことなどを心がけています。PRの仕事はイベントなど現場仕事も多いので、繁忙期には帰国するようにしています。

 

海外赴任決定後に仕事を続けるために、ご自身の勤務先にどのようにして交渉されましたか?

 

もしかすると海外に行くかも…といった相談は、企業側に1年前からしていました。実際、駐在が決まって相談を持ちかけたのは渡航の4ヶ月ほど前でした。給与の交渉など、当初は難しい局面もありましたが上記のことを心がけ、少しずつ信頼してもらうように努めました。

 

Y子さんの仕事に誠実に向き合う姿勢が信用につながり、事前の相談を経て今の働き方が可能になったのですね!働き続けることを決めたとき、ご家族はどのような反応でしたか?

 

大賛成でした(笑)

 

ご主人の会社へは、どのようにして交渉しましたか?

 

これは企業によって反応が違うと思うので一概には言えない難しい問題だと思うのですが、幸い夫の会社はまだ駐在事例自体が比較的少なく、特に何も言われなかったです。駐在についていく以上、妻が仕事を辞めるという認識そのものがなかったのかもしれません。手当など、そもそもの制度の部分も相談しながら進めていくというスタイルだったようで。人事の方には柔軟な対応をいただき感謝しています。

 

Y子さんの住民票(非居住者or居住者)や税金の取扱いを教えていただけますか?

 

住民票は日本に残しており居住者扱いです。日本で確定申告もしています。

 

実際にリモートワークをしてみて、良かったと思うことを教えてください。

 

自分のキャリアを継続できる、仕事を通じて収入を得られるといった点は良かったと思います。また、ありがたいことに現地でもご縁がいくつかあり、マーケティングリサーチや翻訳など新たな仕事を日本からいただくこともできました。「リモートワークでもできる仕事はあるんだ」という発見にもつながりました。

 

実際にリモートワークをしてみて、困ったことを教えてください。

 

何と言っても、電波です。Wifiがあるにも関わらず、そもそもアンテナが1,2本しか立っていない場所が多く、日本と電話していてもすぐに音声が途切れてしまうことが日常茶飯事でした。また、クライアントとの打合せに私だけジャカルタからネットで参加した時も、一人だけ画面の中なので発言しづらいし、周囲が盛り上がっていても取り残された感じです。ジャカルタは全体的に電波が悪いので、もう半分あきらめています(笑)

あとは、基本一人で仕事をしているので気分転換が難しいです。カフェをはしごしたり、コワーキングオフィスに行ってみたりリフレッシュするようにしています。また、カフェ代が結構かさむのも問題ですね。とはいえ、一日中アパートで仕事をするのも気が滅入ります。

 

電波問題、ジャカルタあるあるですね。確かに、気分転換は大切ですね!リモートワークをスムーズに行うコツがあれば、教えてください。

 

予定表を作ることです。その日のタスクを時間割のようにエクセルに打ち込み、こなしていくことで一日が充実します。いまどんなことで動いているのかを日本のメンバーにも適宜シェアしたり、LINEでまめにコミュニケーションを取ったりするのも大切かなと思います。

遊んでいると思われるのは嫌なので、とにかくまめに存在感をアピール!(笑)

 

ご自身の生活をしっかりデザインされているんですね!インドネシアの生活はいかがですか。

 

インドネシアは一年中あたたかく、気候的にもやはり気持ちがのんびりしますね。服装も基本Tシャツにサンダル、といった感じでライフスタイルがシンプルになった気がします。せっかくの駐在生活も仕事ばかりでは意味がないので、夫婦で新しい場所を開拓したり他の駐妻の方々との集まりやプロジェクトに参加したりするなど、プライベートも楽しむようにしています。

 

現地でこその楽しみもありますものね!ところで、現状コロナウイルス感染拡大の影響で帰国中とのことですが、仕事はどうされていますか?

 

仕事は変わらず続けています。(ジャカルタに戻る予定がコロナの影響で、現在未定です)

 

なるほどですね。お忙しい中インタビューのご協力ありがとうございました!!Y子さんの益々のご活躍お祈りしております

 

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